走るのは気持ちいいからであってなにかの効果を期待しているわけではないというお話

最近はてブのホットエントリーで走ることをおすすめする記事を見かけるようになりました。

もちろん「自分自身が走ることを趣味にしているので目に留まりやすい」というのもあると思いますが、それを差し引いても走ることがより多くの人にとって興味の対象となっているなと感じています。ここ数年はジョギングやランニングが流行っているとはよく言われていますが、たしかに夜に走りに行くと同じように走っている人を目にする機会が増えているし、実感としても増えているだろうとは思います。

さて。
わたしの妄想はさておいて、最近見かけた走ることをおすすめしているエントリーを列挙します。

どんなに忙しくても、やる気が出なくても、それでもランニングをするべき理由をひとことにまとめれば、

「人生のすべてがうまく回りだす」

ということになります。

どんなに忙しくても僕らがランニングをするべき7つの理由 | CLOCK LIFE*

デキる人が走っているのか、走ったからデキるようになったのかはわかりませんが、僕らとしては後者の可能性を信じたいところ。ランニングによって精神面や体調に良い影響が表れ、結果としてランナーを「デキる人」にさせているのだとしたら俄然ヤル気が湧いてきませんか?

http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120323-00023224-r25

1 :VIPがお送りします:11/05/13 10:24 id:lTa19CCd0

どうせおまえらも2ちゃん以外やる事ないんだろ?
運動しろよ痩せるしモテるしハゲも治るし色々と捗るぞ

ジョギング始めたら毎日充実しすぎワロタwwwww | ライフハックちゃんねる弐式


「走ることで人生がうまくいくようになる」といった内容の主張が多いようです。


上でも書いたとおり、わたし自身は走ることが嫌いではないしどちらかというと好きなので「走るのがいい」という意見には概ね同意しますが、でも一連のエントリーを読んでおぼえたのは共感ではなく「そういうことなの?」という違和感でした。「走る」という、自分が好きな行為を肯定している文章なのに読めば読むほど「そうじゃないな....」と思ってしまうことがとても不思議で、いったい何が原因でそう思うのかしばらく考えてみました。

いろいろと考えてみてわかったのは、わたしは走ることが楽しいから続けるのであって走り続けることで何かを得ようとは思っていないんだという結論に至りました。

もともと走り始めた理由は「お腹が出てきたので何か運動をしなきゃ!」ということでしてつまるところダイエットになるのですが、でもお腹が出てきたのでそれをひっこめたいなんて程度の理由でこうやって毎日は走り続けられないし、続けられる理由としてはやっぱり走ることが好きで好きでしょうがないからなんですよね。

そもそもわたしは努力家ではありませんので、つまらないことやおもしろくないことを自発的に続けられるほど我慢強くはありません。
すぐに飽きて放り投げてしまうのがオチです。

下品な表現になりますが、毎日走る理由は走ることが気持ちいいからであって、それって自慰やセックスが気持ちいいから毎晩したいってのとなんら変わりないんですよね。単純明快。


だからこういう「走るのっていいよー。毎日走りなよ!」という発言に違和感をおぼえるのって、「オナニーっていいよ。毎晩しろよ!」っていう発言と内容に大差がないように感じるからじゃないかなと思うし、しかもすすめる理由が「気持ちいい」からだとか「楽しい」からじゃなくて「健康にいい」からというのは何だか違うんじゃね?とか思うんです。


なんかだいぶ言いたいことがずれてきたようなきがしてならないのですが、とりあえず走っただけでは生活も考えもライフサイクルも何も変わらないし、そういう効果を期待して走っても期待外れにおわるんじゃないかと思います。っていうかね、走ったくらいで人生変わるんだったら苦労しねえよ!と言いたいですよ。

だからこういう記事を真に受ける前に本当に走りたいのかどうか考えた方がいいと思いますよ!ということを述べておしまいにします。