走ることも走れないこともつらいという悲しみ

先日、子どもたちがゲームキューブの「ちびロボ!」をやりたいというので部屋を片付けて本体をセットしたのですが、子どもたちが楽しそうにゲームをやっているのを見たらどうしてもゲームキューブスマブラがやりたくなってしまってここ数日中古屋さんを探し回っているいとっとです。


大乱闘スマッシュブラザーズDX

大乱闘スマッシュブラザーズDX


ゲームキューブのゲームっていまはほとんど売っているところがなくて、探すのも一苦労です。
かと言ってヤフオクとかAmazonだと値段的にもクオリティ的にも希望のレベルには達して無さそうでなかなか購入に踏み切ることができません。とりあえずこの週末はちょっと遠出してあちこちでゲームを探す予定です。


さて。

そんなふうにわたしがゲーム探しにうつつを抜かしている間にうだるような暑さもじょじょに鳴りを潜めて気温も日差しもずいぶんと秋めいてきました。夜になると聴こえてくる虫の鳴き声は完全に秋モードでして夏の終わりを感じずにはいられません。

夏の終わりそれ自体はとても寂しいことなのですが、ことランニングに関していえば暑さが和らぐことはイコール「ランニングしやすくなる」ことでしてあのクソ暑かったときに比べるとずいぶんと走りやすい日が続いているように感じています。

真夏の一番暑いときにはどれだけがんばっても10kmくらいしか走れなかったのですが、先週からは15kmから20kmを走れるくらいに走りやすくなりまして、今日も16kmくらいを走ってきました。昨日も同じ距離を走っているので今週はわりといい感じで距離をのばせています。


そんなふうに気候的には走りやすい環境になってきている一方で、走ることを楽しいと感じたりもっと走りたいと思うことがすごく少なくなっていてそのことがとてもつらいです。


涼しくなったとはいえまだ暑いせいなのか走ってもペースがなかなかあがらないし、無理をするとすぐに走れないほど咳が出たりめまいで立ち止まらざるを得なくなってしまいます。昔に比べたら走るペースも距離もすごい抑えているのに、でもすごくつらくてすぐ走れなくなってしまいます。

さらに走った後に残る疲労がなかなか抜けなくて、2日連続で走ることさえいまはとてもつらいです。
以前は2日連続で大会に出場しても翌日は普通に仕事できてたし、そのくらいの負荷をかけても余裕でだいじょうぶだったのですが、いまはポイント練習をした翌日はまずジョグさえきつくて無理です。

毎日でも走りたいという気持ちはすごくあるし、1日2日と走れない日が続くとすごくストレスを感じるのでできるだけ走ろうとは思っているのですが、一方でその気持ちに従って走るペースを組み立てるといまのこの体ではとても耐えることはできません。


走りたいとは思うし走らなかったらストレスたまるけど、走ったら走ったで体へのダメージが大きくて走ることが辛く感じてどんどん走るのが嫌になるというのがいまの状態です。


そうなってしまった原因を分析してみたのですが、「理想の自分」として思い描いている「ランナーとしての自分に期待する姿」は怪我や貧血をする前の元気なときの自分をベースとしていてそれがいまの自分にはまったく当てはまらないというかオーバースペック過ぎてぜんぜんその期待に応えられてないんじゃないかなと。

「期待された人の方がされなかった人に比べて成績がのびやすい」というピグマリオン効果というのがありますが、あれだってかけられた期待があまりに重すぎたらぜったいに逆効果になると思います。

そしてそのことがすべての原因としてあるんじゃないかということを前提にして考えると、結局は以前ほどの走力がなくなってしまった自分に重い期待をかけすぎているせいで走ることそれ自体に嫌気がさしてしまったのかななんて考えています。


貧血になったときに「タイムのことはしばらく忘れて走ることを楽しもう」と思っていたのですが、走る以上はタイムをまったく気にしないことは到底無理なことであって、そしてそうやってタイムに拘泥し続けていることがまわりまわって自分を追いつめているようなそんな気がします。


走ってもつらいし、走らなくてもつらいなんていったらどうしたらいいでしょうね...。