秋田100kmの記録集が公開されていました

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# 大会前日の夜に食べた鷹巣駅近くのよねざわやのから揚げ定食


先日参加した秋田100kmの記録集が公開されました。


正式なタイムが判明したので暫定情報を書いていたエントリーを書き直しました。
ひとまず11時間30分以内で完走できてほっとしました。よかった。


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記録集にひととおり目を通して一番驚いたのは完走率の低さでした。

完走率
2007年 60.3%
2008年 58.1%
2009年 54.8%
2010年 57.8%
2011年 57.5%
2012年 61.1%
2013年 54.9%
2014年 59.6%
2015年 60.9%
2016年 48.6%


記録が公開されている過去10年の完走率を表にまとめてみましたが、圧倒的に低いです。


毎年出ているわけではないので原因はわからないのですが、おおむね以下の2点に集約されるのではないかと思います。

  1. 気温が高かった
  2. 100km初挑戦の人が多かった


まず一点目は気温。
過去の記録を見てみると日中の最高気温と完走率の間には負の相関関係があるように見えます。
本当はグラフ化すればわかりやすいと思うのですが、確証はないしめんどくさいのでここではあえて印象だけで語らせてください(笑)


そして二点目は今回100km初挑戦の人が多かったんじゃないかという推測です。

この大会はパンフレットに参加者全員の一言コメントが載っています。10回以上完走した人はクリスタルランナーと呼ばれて神のごとく扱われるのですが、そういう人を抜きにするとこれが初の100kmだというコメントを書いている人がわりとたくさんいるのです。

中には「初めてのマラソン大会です」と書いている人もいて、こいつ正気か...と何度も読み直したりしました(笑)


全部の参加者数から見たら初めてだという人は2割程度と多いほうではないのですが、でも少なくない人がこの大会が初の100kmだと書いているのでそう考えると全体的に完走率が低くなる要因の一つとして経験不足による影響もあるんじゃないかなと感じました。


もちろん、一度完走したからと言って次も完走できるかどうかわからないのが100kmなので、初心者が多いことが完走率の低さに直結するわけではないというのは承知していますが、長距離を走る上で経験の有無というのはとても大きな要素だと思うので無視できる要素ではないんじゃないかと思っています。

知っているということはとても大きな強みなんです。


あとは前の完走したときのエントリーにもちょっと書きましたが、この大会はリタイアしようと思ったときにすぐリタイアできる環境が整っていてそれが完走を妨げている一要因になっているような気がします。

コースと並走している内陸線は大会当日はランナーおよび応援の人全員が無料で電車に乗ることができますし、回収バスが常にウロウロとコース上を走っているので乗ろうと結構すぐ乗れます。わたしも「あれに乗れば楽になれる...」と何度心が動いたことかわかりません。


おそろしいDEATH。


とまあ、帰宅後はこれをずっと眺めてはいろいろと妄想してしまいました。読んでるだけでもうめちゃくちゃ楽しいです。


100kmを完走してから2週間以上が経ちましたが、足の痺れや痛みはまだ抜けないし疲れがまだ癒えてないという実感もあります。さらにこれに加えて先日転んでけがをしてしまったために、いまは満身創痍で走ることもままならないという笑えない状態だったりします。

再来週はフルを走るのに...(笑)


でもこんなどうしようもない状態なのに、この100kmの記録集を眺めているだけでまた100kmを走りたくてしょうがなくなってきました。いろんな人と出会えて楽しかったなという思い出と完走できた喜び、そしてこんなタイムで悔しいという気持ちが混ざり合った結果、またあの長い長い旅に出たいという欲求がどんどんわいてきます。


来年また100kmを走るためにも早く怪我を治して練習を再開したいです。



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この写真はゴール後に立っていられなくてあおむけで倒れ込んだときに見上げた空の写真。