群馬県みなかみ町で開催された第60回デサント藤原湖マラソンに参加してきました
群馬県みなかみ町で開催された第60回デサント藤原湖マラソンに参加してきました。
5年連続5回目の15kmを走ってきました。
結果
手元の時計で測ったネットタイムです。
距離 | 時間(1km平均) | 合計時間 | 補足 |
---|---|---|---|
-7.5km | 33:04(4:24/km) | 00:33:04 | スタートロス8秒 |
-15.0km | 32:51(4:22/km) | 01:05:55 | - |
平均ストライド(m) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|
1.12[cm] | 197[歩/分] |
合計:15km/01:05:55(4分23秒/km)
順位は種目別136人中24位、全体では1128人中112位でした。
結果の分析
まずはコースと高低差図です。
過去5年間ずっといっしょのコースです。スタートから4kmくらいまでは上りでそこから8.5km地点の折り返しまでは下り基調。そして折り返したら上り基調が13kmあたりまで続いて残り2kmは下ってゴールという流れです。ざっとまとめると100mの山を上って下ってまた上って下っておしまいという感じです。
スタート予定は9時でしたが予定どおりスタート。スタートロスは8秒でした。
昨年からスタートは目標タイム順となったのですが、そのおかげでだいぶスタートロスは短くなりました。スタート順の告知をもっと徹底するなど改善の余地はあるものの、前に比べたらかなり走りやすくなったことは間違いありません。
スタート直後の1kmは走路が狭いため無理をせずにキロ5分を目安に走ります。
かなり狭いのであまり追い越しもしたくないのですが、めちゃくちゃ遅い人がたまにいるのでそういう人は積極的に追い越して先へと進みます。大きな道路に出る少し前あたりで1km地点。めんどくさいのでタイムは確認せずに先へとすすみます。
1km地点から2km地点は基本的に上り基調ですがわりと下りもあるので走りにくさはさほど感じません。さらに気温が低い上に木陰も多かったのでかなり走りやすく感じました。2km地点を過ぎるとやや上りが本格化しますがそれも3kmまで。そこを過ぎるとしばらくは下り基調になるので走りやすく感じる部分が多かったです。
トンネルを過ぎて急な下り坂を下るとダムを横切る橋に到着。この上を走っている途中で折り返してきたトップ集団とすれ違ったのですが、例年もうちょっと手前ですれ違っていたので「あれ?もしかして今年はちょっと速い?」と不安になりました。ここまでまったくペースを確認していなかったのですが、もしオーバーペースできていたとすると後半思わぬところでつぶれる可能性があります。
とは言え、もう走ってきてしまったので気にしてもしょうがないとあきらめてそのまま走り続けます。
橋の上を過ぎて少し走ると中間点である7.5km地点を通過。ここから折り返しまではずっと下りが続いて走りやすかったのですが、「折り返したら帰りはここをのぼるのか...」と考えてちょっとブルーになりました。
8km地点を過ぎて少し走ると折り返し地点ですが、折り返しの200m前あたりで知っている人(以下Aさん)が折り返してきて走っているのを見つけました。
Aさんは、以前友人の結婚式に行ったときにランナーだということで紹介していただいた友だちの先輩なのですが、会ったのはそのとき一度だけでしたがすぐにその方だとわかりました。
そういえばAさんは藤原湖の大会に出たことあるって言ってたなということを思い出してたぶん本人に間違いないと確信したのですが、不意にAさんに追いつきたいという気持ちがわいてきました。目算だとすれ違ったのはだいたい折り返しの200mくらい手前だったので、ざっと400mほど離されている計算になります。残り6.5kmで400mを縮めると考えるというのは結構厳しいなと思ったのですが、そのくらい無理めな目標があったほうが楽しく走れそうな気もしたのでとりあえず追いかけてみることにしました。
まずは少しずつペースを上げてようとしてみたのですが、折り返すとすぐ上りになってしまったのでペースは思うようには上がりません。とは言え、一度決めたからにはなんとか追いつきたかったのでできるだけピッチを上げて前へとすすみます。
折り返しから2.5kmくらい走ってトンネルを過ぎたあたりで200mくらい先にAさんを発見。少しずつですが距離を縮めることができていたようです。背中が見えたので一気に距離を詰めようとしたのですが、下りがあったりあまりに疲れていてペースを上げられなかったりとなかなか距離を縮めることができません。
上りで少し追いついたかと思えば下りで離されてしまい、なんだかんだとずっと200mくらい後ろを走り続けてしまいました。
そして訪れた12km~13km地点の上り。ここを乗り切ればあとは下るだけというところまで何とか食いついていったのですが、上りが始まった途端に走り続けることができなくなり、ついに立ち止まってしまいました。折り返しから無理をしたせいでもう限界でした。
30秒ほど立ち止まって息を整えて再度追いかけたのですが、300mくらい走ったところで再度立ち止まってしまいました。
足がもう重くて動きませんでした...。
ここでも30秒ほど立ち止まってしまい、もうAさんは見えなくなってしまいました。
1分立ち止まるとキロ5分換算でも200m離されてしまうことはわかっていたので、さすがにもう無理だろうなと一気に意気消沈しました。
それでも1分休んだおかげで疲れはかなり抜けたので、ここで一気にペースを上げてラストスパートをかけることにしました。
もう上りもそんなに長くないことも、そしてその先は下り一辺倒になることも知っていたので、最後の力をぜんぶ出し切って全力で追いかけることにしました。
まだ残り2.5kmあってラストスパートをかける人もいない中で一気にスパートをかけたので、ここからはもう抜く一方でした。
あっという間に上りは終わり、ラスト2km、1.5kmとどんどん走っていくとラスト1kmの距離表記のところで200mくらい前にAさんがいるのを見つけました。ここで追いつこうとペースを上げたのですが、既に下り坂に入っているためAさんのペースもかなり速くてなかなか距離が縮みません。
ラスト500mの距離表記を基準にタイム差を確認したところ約30秒ほど差があることを確認しました。
もうそれがどのくらいの距離差に相当するのか計算できなかったのですが、500mのあいだに追いつけるような差ではないことは明らかでした。それでもがんばって全力で追いかけたもののやはりAさんには追いつくことができませんでした。
まとめ
ゴール後Aさんに話しかけたところ、すぐに思い出していただいてあれこれ話をしました。
Aさんは来月の榛名湖や12月のはが路に出るそうなのでそこでまたお会いできそうです。Aさんはフルは3時間を切るかどうかくらいとかなり速いのでフルで勝負をするのはなかなか厳しそうですが、アップダウンの厳しいコースではワンチャンあるかも知れないので*1Aさんに少しでも追いつけるようにがんばろうと思います。
ちなみに今回のわたしとAさんのタイム差は7秒でした。
そのタイム差を聞いたときに「最後の上り坂で立ち止まらなかったら追いつけてたかも知れないな...」と後悔が頭をよぎったのですが、そこで立ち止まらざるを得ないことも含めていまの自分の走力だと思い、どうあっても超えられない7秒だったんだと結論付けました。悔しい結果になりましたが、最後まで全力で走るモチベーションを維持できたのでとても楽しかったです。
さて。今年で参加は5回目となりましたが、何度参加しても不満の出ない不思議な大会です。
スタート付近が毎回ドロドロだという点は改善をお願いしたいところではありますが、聞くところによると会場は年の半分がダムの底にある場所だそうですので路面が渇いている状態というのはなかなか難しそうな気がします。というか、そんな普段はダムの底にあるような場所でマラソン大会が開かれていると思うとむしろそのことに興奮してしまいます(笑)
そういえば、会場には給水所があって麦茶が配られていたので走る前にも走った後にも飲んだのですが、ここの麦茶もめちゃくちゃおいしかったです。東和ロードレースの会場で飲める麦茶もかなりおいしいのですが、ここの麦茶もそれと並ぶくらいのおいしさでした。たぶん水がものすごくおいしいんでしょうね。
大げさでもなんでもなく、この麦茶を飲めるというだけでもこの大会に出る価値はあると思います。
冒頭でも書いたとおり、この大会には5年続けて出ていますが長く出続けているとものすごく愛着も出てくるし、出れば出るほど「ここで走らないとおれの夏は終われない!」と思ってしまうくらいお気に入りの大会です。コースはほんとうに厳しいけれど、なんだかんだで年々タイムはよくなっているし、来年はもっといいタイムで完走することを目標にまた一年間走り続けようと思います。
(関連リンク)
大会名 | 日付 | タイム | 前回差 |
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第56回デサント藤原湖マラソン | 2013/08/25 | 1時間13分47秒 | - |
第57回デサント藤原湖マラソン | 2014/08/24 | 1時間16分14秒 | +2分27秒 |
第58回デサント藤原湖マラソン | 2015/08/23 | 1時間13分19秒 | -2分55秒 |
第59回デサント藤原湖マラソン | 2016/08/21 | 1時間07分11秒 | -6分8秒 |
第60回デサント藤原湖マラソン | 2017/08/20 | 1時間05分55秒 | -1分16秒 |
(関連エントリー)
*1:ウソです、ないですw