さほどつらくないことがつらい

日曜日にリレーマラソンを走れたうえに翌日月曜日もアキレス腱やふくらはぎにまったく痛みは出ませんでした。
これはだいぶよくなってきたのかな?ということで、今日は走りに行ってきました。

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400mほど走ったところでアキレス腱にじんわりと痛みに近い違和感が出てきたのでさっさと切り上げて帰ってきました。ここまで走らずに我慢してきたのに、今日ここで無理をする必要なんてまったくないですからね...。


ここ数日ほどは走れないストレスにもだいぶ慣れてきて、走れないときも「まあ怪我してるんだししょうがないよね」と思えるようになってきました。
今日の脚の痛みだって以前のわたしなら「こんなに休んだのにまだ痛いなんて...」と落ち込むところですが、そこそこ凹んだとは言え、しょうがないよねの一言で済ませてしまいました。


ランニングに限らず、何かをすごく好きになったときにいつも一番恐れているのは好きになったものに興味が無くなることです。
1を100にするのは簡単ですが、0を1にすることはほんとうに難しくて意識的にできることではありません。だから好きなものに対して興味が絶えないようにいつだって好きなものを最優先にするし、自分の中にある好きだという気持ちを途切れさせないように細心の注意を払います。


今回怪我をしたときに一番心配だったのは走ることに興味が無くなることでした。
走らないことが当たり前になって、いつか走ることに興味が無くなるんじゃないかと思ったら不安で不安でしょうがありませんでした。走れなくてもぜんぜん困らないし嫌じゃない日がくることが怖くて怖くて仕方がありませんでした。


だから今日のように思うように走れなかったときにもそれがさほどつらく感じられなかったことがすごくつらく感じました。
つらくないことがつらいだなんて意味がわかりませんが(笑)、でも少しずつ自分の中から走ることが消えていってるようでとても悲しいです。


人喰い (双葉文庫)

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