ゲレンデ逆走駅伝沼尻レース(2014)に参加してきました



福島県猪苗代町で開催されたゲレンデ逆走駅伝沼尻レースに参加してきました。



今回はソロで参加してきました(10km)。

タイム

グロスタイムは1時間26分39秒でした。


タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間26分39秒
ネットタイム 1時間26分30秒


順位は86人中56位でした。半分よりもだいぶ後ろの方ですし、10kmで86分って...。
まあほとんど歩いてたのでしょうがないんですがそれにしてもみんな速かったです。1位の人は43分だそうです。ふつうの10kmのタイムじゃん。


結果の分析

結果は惨敗でした。
タイムもそうですが、のぼりをほとんど走ることができず歩いてしまった時点でもう負けとしか言いようがありません。

1区

1区は22度/20度の斜度の坂を上り下りする4kmのコース。

スタートから最初の坂までは非常に走りやすい緩やかな上りなんですが、その先にある斜度22度の坂は圧巻の一言。走るというよりも落ちるという表現がぴったりくるくらいの坂です。途中で足を滑らせて転がり落ちそうになってしまいました。怖かった...。

その坂を下ってから上って戻ってくると、今度は最大傾斜22度の坂をひたすら上って下るコースへ。
途中、給水所を超えた先はやや緩い坂になりますがそれもそこそこの斜度があって走る気がしません。


その強烈な斜度の坂を降りてくるときもつらかったのですが、そこで頑張り過ぎたためかリレーゾーンで足をひっかけてころんでしまいました。


逆の手もそして左足も怪我をしてしまったし、外傷だけでなく打ち身のような内部の痛みもかなりつらいのですが、最初の区間でこんな怪我をしたために走る意欲というか気力がかなりそがれました。ただ、その直後にあった給水所のみなさんに助けてもらってなんとか走り続けることができました。

2区

2区は22度の斜度を最大傾斜にもつ坂をひたすらのぼって降りてくるという1.6kmのコース。
ここもほとんど歩きでしたが、距離が短いのでそこそこがんばって走ることができました。ただ、距離の短さに反比例して斜度がきついところが多くてほんとしんどかったです。

3区

3区は最大斜度が20度の坂を延々と上って下るだけのコース。
斜度は少し楽ですが、距離が2.3kmとやたら長いのが特徴です。斜度が15度以上で1km以上続く坂はほんときついです。

4区

4区は1区の前半部分を走るコース。
ただし上るところと下るところが逆になっています。ここまで8kmくらい走っているためか、上ったり下ったりするのが死ぬほどしんどいです。もう途中で何度も倒れそうになりました...。

まとめ


走る前から覚悟はしていたつもりでしたが、その想像を軽く超えるくらい厳しいコースでした。

昨年出た鳥海ブルーライン登山マラソンが常時ほぼ斜度10度だったのでそれ基準で斜度22度を想像していましたが、そんなレベルではなかったです。前に一歩、足を踏み出すだけで心拍数が上がるくらいのきつい上りでした。

そして走って気付いたのですが、斜度22度くらいになると上りよりも下りがきついです。

下りに身を任せるととんでもない速さで走らなければならなくなるので適度にブレーキをかけるのですが、斜度がきついとこのブレーキを掛けるという行為がものすごく足に負担となってスタミナにも重くのしかかります。さらに草はわりと滑るために油断すると転んでしまいそうになるためにそのケアもしなければならないし、それに加えて走路はデコボコして油断するとこれまた躓いて転んでしまいそうになります。

ロードレースではありえないような厳しいコースにコテンパンに打ちのめされました。

暑さもきびしかったし足の怪我がまだ治っていなかったとは言え、暑さや怪我がどうこうという次元の話ではなく、ただただ自分の走力のレベルが低過ぎたことが今回の結果に直結していることは明白です。今回のわたしの挑戦は「初心者が初期装備でリオレイアに挑むようなもの」となんら変わらず、要は無謀だったなと。


そんなわけで、上でも書いたとおり今日はあまりにコースが厳し過ぎてまったく走った気がしませんでした。

上りはほとんど歩いていたし、とにかく上りがきつ過ぎてマラソンではなくただの登山みたいでした。途中で一緒になった人とも「こんなにのぼりがすごいと思わなかった....」「今日ぜんぜん走ってないけど足がガクガク」という会話を交わしたのですが、それでも速い人はふつうの10kmと同じくらいのタイムで完走していてちょっとショックを受けました。

世の中には速い人がたくさんいるというのは知っていましたが、このコースを歩かず走りきれる強い人がこんなにいることはまったく知りませんでした。わたしもロードレースであればおおよそ上位15%に入れるくらい速くなりましたが、トレイルとか登山マラソン界隈まで目を向ければこんなにすごい人たちがたくさんいることにおどろいてしまいます。

いつかここを歩かずに完走できることを目標に明日からまた走ろうと思います。速いだけではなく強いと言われるようなランナーになりたいです。



(過去に参加したゲレンデ逆走マラソンの結果)

大会名 日付 タイム 前回差
第23回ゲレンデ逆走駅伝沼尻レース 2014/8/2 1時間26分39秒 -