先月27日から4週続けてマラソン大会に参加しました。
開催日 | 大会名 | 距離 |
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2016/3/27 | 上里乾武マラソン | ハーフ |
2016/4/3 | 杉戸ウルトラ60k練習会 | 60km |
2016/4/10 | 焼津みなとマラソン | ハーフ |
2016/4/17 | 前橋・渋川シティマラソン | フル |
(カレンダー)
ハーフ→60km→ハーフ→フルですから合計で144kmを大会だけで走ったことになります。過去には2日連続とか週2回とか3週連続というのは何度かありましたが、さすがにここまで長い距離を毎週連戦したことはありませんでした。
過去には連戦したことがあると書いたとおり、たとえば17kmの登山マラソンの翌日にハーフを走ったり10km→20kmの連戦などをやったこともありどれもさほど問題なく完走できていたので連戦に対する耐性はあるほうだと思っていました。そんな軽い気持ちで4週連続で走ってみたのですが、いろいろとわかったことが出てきたので記録しておこうと思います。
まずは長々と読むのが面倒な方のために、最初に結論を書いておきます。
(まとめ)
- 連戦の疲れは後半に出てくる
- ポイント練習ができなくなる
どちらも実際にやらなくても想像できることばかりですが、やってみたことで「本当にそうだな!」と思い知ったので改めて書いておきます(笑)
連戦の疲れは後半に出てくる
今回一番気がかりだったのは2週目の60kmでした。
60kmというのは過去に走ったことのない距離でしたので走り切れるのかどうかとにかく不安でしたが、いざ走ってみたらぜんぜん余裕で完走しちゃって拍子抜けしてしまいました。60kmってこんなもんなのかと。
ハーフを走った翌週に60kmを普通に完走できたんだから、その次の週にハーフ、さらにその次の週にフルと連戦しても大丈夫だろうと思ってしまったのです。この4週連戦を前半と後半に分けて考えた場合、前の2週はハーフ+60km、後ろの2週はハーフ+フルですから明らかに前半の方がハードルが高いと思い込んでそう決めつけてしまったのですがこれが甘かった。
まず、60kmとフルだと60kmの方が疲れるだろうと思い込んでいましたがこれは間違いでした。
ペース配分の問題でもあるのですが、タイムを狙って走るフルと完走を目指して走った60kmでは前者の方が400倍きついです。ちょっと言い過ぎてるのは自覚していますがでも心情的にはそのくらいの差はあります。ペース次第では60kmなんてぜんぜん大したことないし、逆に記録を狙うのであれば10kmでも死ぬほどきついです。
そしてもうひとつの誤りは前半と後半に分けてどっちがつらいのか考えること自体が間違っていました。
前半にため込んだ疲労は後半で効いてきます。以前、フルを走った疲労は2週間後に出てくるという話を聞いたことがあって「そんなことあるのかなー」と何となく半信半疑でしたが、今回やっと自覚しました。2週目に60kmを走った疲れは4週目のフルのときに出てきてました。
今回は貧血もあったのでどちらが主要因なのかは断定できませんが、普段に比べて明らかに体のあちこちに疲労が残っているのが感じられました。あと食べても食べてもお腹がいっぱいにならないし、少し走るとスタミナが切れることは練習でも気づいていて体の中がスカスカなのも実感としてありました。
60kmを走った後はできるだけ疲労抜きを心がけて休んでいたのですが、それでも初めての60kmで受けたダメージはそんなに甘いものではなかったようです。走った感触としては結構余裕だったなと思ったのですが、体はちゃんと相応のダメージを受けていたんだなと感心しました。
ポイント練習ができなくなる
普段は平日に2日か3日走り、土日に2日ないしは1日走るようにしています。
平日2日をポイント練習にして、土日は比較的長めの距離を走るようにしています。長めと言っても20kmくらいなので一般的なロング走よりはかなり短いです。ポイント練習はキロ5分から3分30秒のビルドアップ走かキロ4分のペース走がメインです。インターバルやレペは故障が怖くてやってないです。
ところが、週末に大会の予定が入ると平日のポイント練習をちょっと減らします。大会で走るときにはなるべく疲れを残していない状態にしたいので平日は水曜日までにポイント練習を終えてそこから週末までは比較的負荷の低い練習にします。大会で走ることがポイント練習の代わりになると思ってそうしていたのですが、やはり練習は練習としてやらないとダメだなと感じています。
大会で走ることで負荷はかけられるのですが、その負担の大きさが練習での負荷に比べるとちょっと大きすぎるなという気がしています。
あとは大会の有無で練習のサイクルが崩れてしまうのもちょっと嫌だなと思うようになりました。
ちなみに、今年の2月くらいまでは大会の前日であってもふつうにポイント練習をしていたのですが結果的に故障してしまったためにオーバーワークだったと判断してそれ以来やらないようにしています。
まとめ
というわけで、これだけ連戦しても(タイム的には)意外にちゃんと走れたなというのが率直な感想ですが、ただあまり積極的にやるもんじゃないなというのが今回の結論です。
ただ、大会に出て走ること自体はすごく楽しかったのでそのこと自体に悔いはないというかどれも参加してよかったなと思っています。これから好きな大会がどんどん増えてくるとどうしても連戦したくなっちゃうだろうし参戦しちゃうんだろうな...。
[おまけ]過去の連戦記録
思い立って過去の連戦記録をまとめてみました。週単位での連戦は珍しくないので2日連続や間1日の連戦をまとめました。
- 山形での2日連戦(2013年6月)
2013/6/8 | 鳥海ブルーライン登山マラソン | 17km |
2013/6/9 | ひがしねさくらんぼマラソン | ハーフ |
- 東北での2日連戦(2013年9月)
2013/9/14 | しらかわ郷里マラソン | 10km |
2013/9/15 | しろいし蔵王高原マラソン | 20km |
- 福島→千葉の連戦(2014年9月)
2014/9/13 | しらかわ郷里マラソン | 10km |
2014/9/15 | 2時間チャレンジin検見川 | 2時間耐久 |
最近こういう連戦をやらなくなったのは体力の問題ではなく経済的な問題です。妻に「遠征で泊まりが続くのは勘弁してほしい」と言われて反省したのでいまは泊りがけでの遠征は極力控えています。今年はウルトラでも遠征する予定なのでこれからは減らしていかないとな...。