昨日ゆずれ~るに出したエントリー権のうち、既にエントリーを締め切っている日光杉並木についてはすぐにもらい手が見つかりました。
さすが人気大会!
日光杉並木は近場の大会なのに初めてエントリーした大会でして出られないのはすごく残念ですが、出たい人に代わりに出てもらえるということでホッとしています。
さて。
書くことがないので何となく昔話をするのですが(笑)、マラソン大会は年間をとおして開催されているのでわたしは年がら年中日本各地へ赴いてはそこで走っていました。とは言え、やはり大会の数には月ごとに偏りがあるし、そしてわたし自身の仕事やプライベートのヒマ具合にも偏りがあるため、毎月同じ数の大会に出ているわけではありません。
ちゃんとした集計はそのうち気が向いたらやりますが、記憶をたどって計算してみるとおそらく2月と3月、そして6月と7月は大会参加が比較的少ない月だと思います。2月は雪のせいで中止になることが多い、3月は花粉症がひどくて大会で走る気にならない、6月と7月は梅雨時期なので単純に走る気にならないという感じです。
そんなわけで6月はもともと大会に出ることは多くない月なのですが、一度だけ土日連続で大会を走ったことがあります。
今から5年前の2013年6月。その2ヶ月前の4月に初めてフルマラソンを完走して走ることが楽しくなってきていていたわたしは新しい挑戦を求めて山形の遊佐町へと足を運びました。
新しい挑戦の場所として選んだのは鳥海ブルーライン登山マラソンです。
わたしが生まれ育った秋田県と、6年間の大学生活を送った山形県にまたがる東北屈指の山である鳥海山を駆け上れるマラソン大会ということで、大会の存在を知ってすぐにこれは一度は参加しておかねばという気持ちで参加を決めました。
この大会は「土曜日開催」「スタートは13時と遅い」「受付後に健康診断がある」「スタート前に点呼がある」とコース以外もたいへん個性豊かな大会ですが、この大会に参加を決めた大きな要因の一つに「大会翌日の日曜日に東根市でハーフを走れる大会がある」というのがありました。
当時は大会に出始めて半年ちょっととまだ経験も浅く、2日連続で大会で走るというのは未経験でした。
そのため、なじみのある鳥海山を駆け上るというだけでもかなり強く惹かれたし、くわえて同じ山形県内で17km→ハーフと走れるということにもかなり興味をもちました。これは連戦経験のチャンスだなと。
唯一の懸念は遊佐町と東根市はわりと遠くて道のりにして約100km離れているということですが、とりあえず行けば何とかなるだろう精神を発揮して両大会にエントリーしました。
登山マラソン前日の金曜は仕事を早く切り上げて山形市まで車で移動。山形駅西口のビジネスホテルに一泊して土曜日の午前中に遊佐まで移動しました*1。
初めて走った登山マラソンは上りの厳しさがとにかく身にしみましたが、それ以上に海抜0mから標高1000mまで一気に駆け上がる楽しさに魅了されました。
上れば上るほど傾斜がきつくなるので苦しく感じるはずなのに、標高が上がることで気温がどんどん低くなっていくためにむしろ走れば走るほど走りやすく感じるようになるという不思議な感覚にとりつかれました。
距離はたった17km*2なのに完走後の達成感は初フルと並ぶくらい大きくて、本当に走ってよかったと思える大会でした。
走り終えたらゴールまで車で迎えに来てくれた家族と一緒に下山し、10kmほど離れた鶴岡市に住む友達に晩ご飯をごちそうになってから50kmほど離れた新庄市まで移動して宿泊。新庄駅裏手にあるビジネスホテルに一泊しました。
ホテルに到着したのは22時過ぎでしたが、翌朝は東根まで移動しなければならないので朝6時過ぎにはホテルを出なければなりません。
なんという強行軍...。今思うと完全に頭がおかしいスケジュールなんですが、さらにこの過密スケジュールはわたし一人のものではなくこれに家族も付き合わせていました。よく怒られなかったなと今となっては反省しかありません。
とりあえず翌日も朝からマラソン大会なのでさっさと寝たかったのですが、登山マラソンの疲れがなかなか大きくてすぐには眠れなくて結局最後に時計を見たのは0時過ぎでした。
翌朝は5時過ぎに起床して6時前にチェックアウトして東根市へと移動。
新庄市と東根市はそんなに遠くないと思っていたのですが、実際には50km近くあって移動は1時間くらいかかりました。
しかも会場近くまで行くと駐車場に入るところで渋滞が発生してめちゃくちゃ混んでいました。ラスト2kmで30分くらいかかりました。なんて、あたかも運転が大変だったみたいなふうに書いていますが、前日の疲れもあってめちゃくちゃ眠かったので朝の移動は全部妻に運転してもらっていてわたしは助手席でずっと寝てました。これもまたなかなか他人には言いにくいエピソードです...。
会場に到着してみると、会場が自衛隊の駐屯地だったり人が多かったりと驚く要素が多すぎて眠かったことをすっかり忘れてしまいました。
走るほうは前日の疲れもさほどなく、当時の走力で考えれば可もなく不可もなくという何とも言えないタイムで完走しました。ずいぶん前のことですが、走路が混んでたことと暑かったことはとてもよくおぼえています。冷たいおしぼりを配っていたのはとても衝撃的でした。あんなの初めて見た!
マラソン大会の連戦をしてみて思ったのは、走るほうより移動が疲れるなというのが偽りのない率直な感想でした。
運転はめちゃくちゃ疲れたけどとても充実した週末になったし、どちらの大会も楽しくてよい思い出になりました。
そんな思い出いっぱいの鳥海ブルーライン登山マラソンが明日が開催されます。
今年はもともと予定が合わなくてエントリーしていませんでしたが、2013年と2017年に走ったときの写真を見てたらまた走りたくなりました。
来年は参加を検討できるくらい脚がよくなってるといいなー。
(今日の運動)
- 徒歩(7,272歩)
- ストレッチ(20分)
(関連リンク)