福島県猪苗代町のばんだい×2スキー場で開催された3時間ゲレンデ耐久レースに参加してきました。
ほぼ3時間走り切ってきました。
↑冗談みたいな話ですがこんな場所を走ってきました(笑)
タイム
周回ごとのタイムは以下のとおりです。
周回 | 周回あたりの時間 | 合計時間 |
---|---|---|
1周目 | 23:17(7:45/km) | 00:23:27 |
2周目 | 26:12(8:44/km) | 00:49:39 |
3周目 | 26:37(8:52/km) | 01:16:36 |
4周目 | 28:08(9:22/km) | 01:44:45 |
5周目 | 29:10(9:43/km) | 02:13:56 |
6周目 | 31:46(10:35/km) | 02:45:42 |
歩数(歩) | 平均ストライド(cm) | 平均ピッチ(歩/秒) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|---|---|
22,342[歩] | 82.0[cm] | 2.2[歩/秒] | 134.6[歩/分] |
合計:18.4km/02:45:57(9分1秒/km)
総合順位は64位、部門順位は45位でした。
前回参加した沼尻駅伝のコースもなかなか厳しかったですが、今回はその比ではないくらいのきつさでした。足ががくがくです。
結果の分析
今回は周回3kmのコースを3時間走ってきました。
前半はひたすら上り、後半はひたすら下るというコースです。
スタートとゲレンデトップの高低差が390mの周回コースなので、平均すると1.5kmで390mを上って下ってくる計算になります。平均傾斜を計算すると26%ですがこれはもうかなりの斜度です。前回走った沼尻駅伝で走ったコースの最大傾斜が最大23度だったことを考えるとあれの1.5倍くらいの坂をずっと上らないといけないことを想像して泣きたくなります。
スタートから500mくらいはやや緩い上り(7~10%程度)が続き、そこから1kmは20%~30%の厳しい坂が続きます。
ゲレンデトップを折り返して少し下ると給水所があってそこからは下り一辺倒なんですがこのくだりが本当につらいです。上りと下りだと下りの方が楽だろうと考える人が多いと思いますが正直下りの方が100倍くらいきついです。走っている時間は下りの方が圧倒的に短いのですが、下り坂を何も考えずに走ると際限なくスピードが上がってしまうので足がついていかなくて転ぶか、コーナーを曲がり切れずにコースアウトする羽目になります。
そうならないようにとにかくピッチを全開にして走らないといけないのですが、上りで足が疲れ切ったあとだとそんな余裕はないのでできるだけスピードを抑えて走るようにしないといけないのですが、そうすると今度はスピードを抑えるために足が疲労してしまいます。
今回はスタートして300mくらいでもう走ることができなくて歩き始めたのですが(笑)、そこからは上りはひたすら歩き、下りはひたすら走るということを繰り返して3時間走ってきました。
上りについては6周回すべてほとんど同じペースでして約18分くらいかかっているのですが、下りは周回を重ねるごとにスピードを出せなくなりました。
最初の3周回は5分から7分とかなりいいペースでしたが、4周回目からは足がガクガクでスピードを出す余裕がなくなってしまったために10分から15分くらいかけてスピードをできるだけ抑えながら走るように切り替えなければなりませんでした。
今回は休憩をまったく入れずに3時間ずっと走れたことが唯一の収穫でして、それ以外についてはただただ自分の未熟さを思い知らされることになりました。もっと走れるようになってると思ったんだけど完全に勘違いでした...。
まとめ
1年前の8月に初めてゲレンデ逆走マラソンに参加しました。
出る前は「傾斜がきつい坂があるらしいけど10kmくらいなら走れるんじゃね?」と高をくくっていたのですが、いざ走り出したら歩くことさえままならない上り坂と転げ落ちんばかりの下り坂のコンビネーションに泣かされて帰ってきました。
それまでに走った50余りのどの大会のコースとも比べられないほど厳しくて、正直こんな場所を走らせるマラソン大会があることさえ信じられないほどの急坂でした。ロードレースだと傾斜10%レベルの坂なんてほとんどありませんし、その10%程度の坂でさえ長くて1km~2kmくらいしかありません。
ところがゲレンデ逆走で出てくる坂は傾斜が20%~30%という歩くのさえ嫌になるくらいの傾斜が延々と続くためにもはや走っている時間よりも歩いている時間の方が長くなります。わたしは上り坂はまったく走ることができず最初から最後まで歩くことしかできなかったのですが、少なくない人がこの坂でさえもジョグペースで走っているのを見てそれまでもっていた坂に対する自信は一気になくなりました。
自分は上りも下りも坂を走るのが好きだし得意な方だとずっと思っていたのですがもうそんなことは言えないなと心底思いました。
あれから1年。
毎月200kmくらいの距離を走り、東和ロードレースや嬬恋キャベツ、藤原湖や羽鳥湖といった数々のアップダウンのきついコースを走って自己ベストを更新してきたので去年よりは坂に対する耐性も付いたはずだと自信をもって改めてゲレンデ逆走にチャレンジしてみたのですが、結局今回も泣かされて帰ってくる羽目になりました....。
傾斜30%って転げ落ちないように踏ん張るだけで精いっぱいで走るなんて想像すらできないくらいの坂でした。
もっともっと練習して来年またリベンジします。
と、走る方面については悲しい思い出しかありませんが、大会そのものはとても楽しい思い出ばかりでしてすばらしい運営だとあらためて実感しました。運営サイドの空気は徹底的にアットホームなので開会式や閉会式、その他イベントのときはとても緩い空気なのですが、出場する人は本気で走っている人しかいないので走ってときの空気はとにかく真剣そのもので適当に走ろうという感じにはなっていません。
この規模の大会であれば運営の緩さに甘えてなれ合いをもとうというランナーが出てきてもおかしくないと思うのですが、決してそうはならないところがとにかくすばらしいと思います。常連が運営となれ合ったりしたら新規参加者はどんどん入りにくくなりますので、このような緩い部分と真剣な部分のバランスがとれた雰囲気というのはとても大事だと思います。
今回は周回数分だけくじを引けるという大会でしたが、あれだけたくさんの商品を準備するのはすごい大変だったとは思いますがでもそのおかげで最後まで参加者が楽しく参加できるイベントになっていたと思います。バトル10もそうですが、「最後まで楽しんでほしい」という心意気が大会の隅々に見て取れたし、そういった気持ちとそのための工夫が伝わってくる大会でした。
来月のハーフはスケジュールの関係で参加が難しそうですが、来年は5月の第一戦から参加を検討したいと思います。
冬にたくさん走りこんで今度こそ笑顔でゴールしたいです。
(過去に参加したゲレンデ逆走マラソンの結果)
大会名 | 日付 | 内容 | 結果 |
---|---|---|---|
ゲレンデ逆走駅伝沼尻レース | 2014/8/2 | 10km | 1時間26分39秒 |
3時間ゲレンデ耐久レース | 2015/9/19 | 3時間 | 18.4km |
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