土曜日に60kmを走ったときに右足の爪が小指以外全部うっ血してしまいました。
数日様子を見ていたのですが放置してもよくならなそうだったので全部血抜きをして蘇生措置を試みたところ、中指以外は何とかなりそうな感じになってきました。中指はお亡くなりになったようです。いつも爪との別れは突然に訪れます。いままでありがとう...。
そんなわけで爪の状態がそんなによくなかったので積極的に走る気にはならなかったのですが、今週の日曜日は郡山で10km走らないといけないので少し気合を入れるためにも走ってきました。まったく走らないで日曜日を迎えるわけにはいかないです。
今日は最初の1kmはウォームアップとして5'05/kmで走り、そこからビルドアップをして走ってきました。
2km-7kmは4'20/km、7km-11kmは4'10-4'15/km、11km-13kmは3'45/kmときっちりペースを上げて走りました。めずらしく今日は一度もペースが落ちなかったのでとても優秀です。これだけ走れるのであれば、郡山では42分以内はなんとかなりそうです。がんばります!
さて。昨日の0時から湯沢七夕健康マラソンのエントリーが始まったのでさっそくエントリーしました。
いつも帰省に合わせて参加している大会でして今年も参加しようと思っているのですが、今年は10kmではなく5kmにエントリーしました。この大会には過去4回参加していますが、いつも10kmで参加をしていまして5kmでの参加は初めてです。
なぜ10kmではなく5kmなのかその理由について書きたいのですが、そのためにはちょっとした説明が必要になります。
初めてその人のことを知ったのはいつだったのか思い返してみたのですが、おそらく2013年に日本海メロンマラソンに出たときだったと記憶しています。
メロンマラソンのプログラムを眺めていたら過去の大会の優勝者の名前がずらずらと並んで記載されていたのですが、その中で何年も同じ人の名前が並んでいる場所があることに気づきました。ただ、地方のマラソン大会に行くとわりと連覇している人というのは少なくないので、この人もそういう人だろうと思ってそれ以上考えることはありませんでした。
そしてその数日後に今度は湯沢市のマラソン大会に参加したのですが、そのプログラムを見てみたらなんとメロンマラソンで連覇していた人の名前が過去の優勝者として載っていることに気づきました。男鹿市だけじゃなく湯沢でも連覇!?
それ以降も東北のあちこちの大会に出るたびに過去の優勝者としてその人の名前を見かけることがあり、自分の中ではちょっとしたレジェンドのような存在になっていきました。
そんなある日。さすがにここまでいろんな大会で優勝しているということは昔から有名な人なんじゃないかと思い立ってインターネットで検索してみたところ、どうやらわたしと同じ山形大学だということと年齢はわたしと1歳しか違わないということが分かりました。山形大学は学部でキャンパスがまったく違うところにあるので同じキャンパスで過ごした時期はなさそうでしたが、まさか同じ大学の出身でほぼ同じ年齢だとは知らなくていきなり親近感がわいてきました。
かなり昔から大会で優勝していたのでもっと自分より年上だと思っていましたが、ほぼ同い年。
そのことを知って以来、いつかこの人といっしょに走ってみたいと思うようになりました。
もちろんただ同じ大会に出るだけならいつでもできるのですが、そうではなく、背中が見えるくらいの場所を走りたいしできれば競い合ってみたいと思っていました。ただ、この方はいまでも5kmは16分前後で走るので普通に走ったらまったく勝負にならないし背中を見ていられるのはスタート直後だけです。だから自分にはまだまだ遠い目標だとずっと思っていました。
そんな憧れというか「いつかあの人と同じくらいのタイムで走りたい」という夢をずっと抱いてきたのですが、いつかいつかと先延ばししていたら一生挑戦できない気がしたので今年はその夢に挑戦してみようかなと覚悟を決めました。
というわけで、今回湯沢で5kmを走ることにしたのはその方が毎年5kmに参加しているからでして今年はレジェンドに挑戦してきます。
レジェンドの去年の記録を見ると33度の暑さのなかで16分ちょうどくらいで走っているので、今年もそれより遅いということはないと思います。いまのわたしの5kmの自己ベストは18分30秒なのでそのペースで走ったとしても700mは離されちゃうので背中を見ながら走ることはかないません。せめて17分ちょうどくらいで走らないと視力2.0のわたしでも背中を見ることは難しそうです。
17分で走るとなると3'24/kmペースで走り切らないといけません。
いまのわたしには速すぎてまったく想像もつかないのですが、これからの3か月はスピード練習を繰り返して少しでもレジェンドの背中を長く見ていられるようにがんばろうと思います。
わたしにはランニングを続けるうえでいつか達成したい3つの目標がありますが、レジェンドと並んで走るというのはそのうちの一つです。おそらくわたしのランニング史上、もっとも高いハードルになると思いますが、頑張ろうと思います。
あとは怪我をして大会にも出られないとか、練習がまったくできないということがないことを祈ります。それが一番不安。