新潟県柏崎市で開催された第22回柏崎マラソンに参加してきました。
2年連続10回目の大会参加でした。今年もフルマラソンがなかったので最長コースであるハーフマラソンを走ってきました。
結果
平均ストライド(m) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|
1.02[m] | 192[歩/分] |
合計:21.1km/01:48:28(5分06秒/km)
順位は種目別(陸連登録男子)で13人中12位でした。ブービー賞!
コースと高低差
コースと高低差図は昨年と同じです。
コース図+高低差図
と言いつつ、実は折り返しの場所が少し変わっていましたが全体のおおよその流れは変わらないのでとりあえずこれで。
スタート前
前日はめちゃくちゃ雨が降っていたのですが、当日はとても良い天気でした。寒そうだなと思って長袖Tシャツを着て行ったのですが、会場に着いた時点でいらなかったなと思う程度には暖かかったです。
車をいつもの駐車場に停めてから会場の写真をひととおり撮影し、撮影が終わったら荷物を預けて会場で10分程度ウォームアップをしました。前日走ってなかったので脚が重い気がしましたが、最近は大会で走るときはだいたいこんな感じなので気にせず2kmちょっと走りました。
スタート10分前に2時間以上のところに並び、予定どおり9:00にスタートをしてきました。
スタート ~ 10km
スタートロスは10秒くらいでした。今回はかなり後ろの方に並んだのですが人が少なかったのでこのくらいのロスでした。
スタート後はいつもどおり競技場内を半周くらいしてから公道へと抜けます。競技場を出てすぐのアクアパーク前では今年も地元の方々が踊りながら多く応援してくれていました。
アクアパーク前を通ったら海のほうに曲がって海沿いに出たら、国道352号を左折してしばらく南下します。そして2kmちょっと走ったら折り返して戻ってきてアクアパークのあたりまで戻ってきてだいたい5kmという感じです。コースのほとんどはこの国道352号を走るコースです。一部区間を除いてコースは海の近くを走るので風にさらされることが多いのですが、今年は風があまり吹いていなかったのでかなり走りやすかったです。
さて。今回の走るペースですがいつもどおり時計は見ずに無理のないペースで走ろうと決めていました。いまの走力だといくら頑張って走っても5'00/kmペースがせいぜいなので、だったらタイムを狙うよりも楽しく走ることにしました。
沿道で応援してくれている人たちに手を振ってお礼を言いつつ、ペース配分には気を付けて海沿いをひた走ります。
6kmを過ぎたところで大きく左に曲がって刈羽村方面へと向かいます。柏崎マラソンはコース全部が大好きなんですが、往路だと6km-10km、復路だと15-19kmくらいのこの区間が一番好きな区間です。8kmくらいにアトミュージアムという原子力広報センターがあるのですが、ここを見ると柏崎に来たなーという気持ちでいっぱいになります。
今回は時間がなくて行けなかったのですが来年は行きたいです。
8km、9kmと過ぎて住宅街を抜けて10kmを過ぎるといよいよ山上りが始まります。
# ここ
10km - ゴール
ここは2kmかけて60m上るので斜度的にはそこまで厳しくないのですが、距離がやや長いのとカーブが何か所かあってそこがとても走りにくくて苦手意識がありました。
上り始めて早々に右に大きく曲がるカーブがあるのでここは無理にペースを維持せずにピッチを落とさないように心がけて走ります。分かっていてもここはいつも苦手です。ここまでかなり余裕をもって走っていたので呼吸がつらいとかそういうことはなかったのですが、上りが始まったところで脚が結構重くなってきているのを感じました。ペースはそこまで上げていないし上りも始まったばかりなので、とりあえずペースは変えずに少し様子見することにしました。
中間点を過ぎて11kmを過ぎたところで思いのほか脚の重さが気になりました。ここまでペースにはかなり余裕をもって走っていたのでまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、どうもほんとうに脚がもうそんなに残ってなさそうだなと結論付けました。そういえばしばらく長距離は走ってなくて、毎日のランニングも1時間走しかしてなかったから1時間走る脚しかなかったのか...とここで気付きました。しかもいつもフラットなところしか走ってなかったしな....。ひとまず坂を上り切ればあとは下り+フラットなコースなのでそこまで走ってから考えることにしました。
12kmを過ぎてしばらく走ると坂は終わり、終わったらすぐに折り返してきた道を帰ります。つまりここから2kmは下り坂です。
折り返しがいつもよりもだいぶ手前にあるなと思ったのですが、そういえば去年も同じことを思ってたなと思い出して折り返し。下りとはいえ、脚はだいぶお疲れモードなのでペースは上げずに回復に努めたいところですが、下りなのでペースを抑えるというのも難しくて結局普通のペースで走ってしまいます。ペースを抑えようとすると余計に脚に負担がかかります。もっとゆっくり走りたいと思いながら下り切りました。
そういえば下りを走りながら気になったのですが、今年はこの2kmの下り区間で誰にも抜かされませんでした。
自分は上りよりも下りが苦手なのでどんなコースを走っていても下り区間はかなり抜かされますが、今年はゼロでした。去年も抜かれた人数はすごく少なくて1人だけでしたが、今年はさらにその上をいきました。これは単純に参加者が少なくなってるからだと思うのですが、抜かされるのは嫌だけど参加者の少なさをこういうところに感じてしまうのはとても悲しいなと思いながら走りました。ほんとうに今年はランナーが少なかった...。
坂を下りきるとあとはフラットなコースなので楽勝...かと思いきや、下りでペースを落とさずに走った影響なのか脚がもうしんどくて下りの勢いとともにペースもダウンしてしまいました。
呼吸はめちゃくちゃ余裕なのに脚がもうボロボロという、初めてのフルマラソンみたいな変な状態になっちゃいました。ハーフでこんなに脚が終わることあるの?
坂を下り切ってから19kmくらいまでは大好きな区間なんですが、脚がつらすぎて早くゴールしたいなーとそればかり考えていました。
19kmを過ぎて交差点を右折したらあとはひたすら海沿いを走ります。風はないし寒すぎないし暑すぎないしこんないいコンディションの柏崎マラソンって初めてじゃない?と思うくらいめちゃくちゃいいコンディションでしたが、ペースを保つので精一杯でした。
20kmを過ぎてアクアパーク前を過ぎたら陸上競技場へと戻り、競技場内を一周してゴールへと駆け込みました。こんなにゴールが待ち遠しい柏崎マラソンは初めてでした。
まとめ
大会の前の週末に急に左側の奥歯(上下)が痛くなりました。痛すぎて夜も眠れなくて週明けは会社を休んで歯医者に行ったのですが、虫歯ではないということで結局原因は分からずじまいでした。痛み止めを飲んでしばらく我慢してたらいつの間にかよくなっていたのですが、走って疲れたらまた再発するんじゃないかと思うと怖くて柏崎マラソンには参加できないんじゃないかと思っていました。痛みでしばらく走れなかったのでハーフを走り切れるのか不安だったし、無理に走ったらまたあの眠れないくらいの痛みに襲われるのかと思うと怖かったしどうしようか迷ったのですが、行かなくて後悔するくらいなら行って後悔しようと思って柏崎に走りに行ってきました。結果としては何もなかったので参加してよかったのですが、それはあくまで結果論というか何もなかったことが当たり前ではなくて今回は運が良かっただけだというのはすごく感じています。
来年はこういうことにならないように日常生活から見直してこれからの1年を過ごそうと思います。
さて。今回柏崎マラソンに参加して思ったのはもうフルマラソンはやらないんだろうなということでした。
マラソン大会に何度か出たことがある人なら分かると思うのですが、フルマラソンのある大会と最長コースがハーフ以下の距離の大会では明らかに大会の空気が違います。もちろんそれ自体は当たり前のことなんですが、柏崎マラソンは去年もフルマラソンはなかったのですがそれでも何となく「フルマラソンができる大会」の空気がありました。だから今年はもしかしたら....と期待していたのですが、今回参加してその空気は完全になくなっていてもうハーフマラソンの大会になっていました。おそらく回を重ねるごとにフルマラソンの大会ではなくなるんだろうなという予感を強く感じました。
自分は柏崎マラソンはフルマラソンの大会だと思っているのでそうなることはとても残念ですが、それでも、たとえハーフしかなくてまた来年走りに来ようと思っていてほんとうに自分はこの大会が好きなんだなと思いました。
秋のひんやりとした空気の中を海沿いの駐車場から陸上競技場まで歩いているときのわくわくした気持ち、スタート前に競技場内を走っているときの高揚感、柏崎の町並みを見ながら走る楽しさの全部が楽しいと思うし、何度走ってもまたここを走りたくなります。ここしばらくは速いペースで走ることもできなくなったけれど、それでもこうやって柏崎マラソンを完走できるのであればそれでもう十分だなと思いました。1年に1度、柏崎にきて大会で走って完走するために毎日走り続けるというのは悪くないです。
ただ、おそらくですがこのまま参加者が減っていくと片手で足りる回数くらいでこの大会はなくなるか、もしくは最長10kmの小さな大会になると思います。今回は富山マラソンともかぶったために余計に人が減りましたが、それがはっきりと分かるくらいに参加者は減っていました。参加費が高い(ハーフが6,000円)うえに目玉となるものがないとなると少なくともいまの形で続けるのは難しくなると思います。自分は大好きですが万人にうける大会ではないのは分かっているのでそのことだけがとても心配です。