茨城県桜川市で開催された第13回桜川市さくらマラソンに参加してきました。
6年連続6回目の参加です。今回は2年連続4回目の10kmコースを走ってきました。
タイム
1kmごとのラップです。
距離 | 時間 | 合計時間 | 備考 |
---|---|---|---|
1km | 03:58 | 00:03:58 | スタートロス5秒 |
2km | 03:47 | 00:07:45 | - |
3km | 04:07 | 00:11:52 | - |
4km | 03:53 | 00:15:46 | - |
5km | 03:50 | 00:19:37 | - |
6km | 03:50 | 00:23:26 | - |
7km | 03:47 | 00:27:14 | - |
8km | 03:54 | 00:31:08 | - |
9km | 03:50 | 00:34:58 | - |
10km | 03:16 | 00:38:15 | - |
タイム種別 | タイム |
---|---|
グロスタイム | 38分16秒 |
ネットタイム | 38分11秒 |
平均ストライド(m) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|
1.28[m] | 201[歩/分] |
合計:10km/00:38:16(3分49秒/km)
順位は種目別で143人中8位、総合では557人中39位でした。
走ってみての感想
[コース図]
高低差図
スタート前
スタート20分前が集合時間なので25分くらい前に集合場所へ行ってみると既にたくさんの人が集まっていました。
スタートは「30分~」「45分~」「60分~」の3つのブロックに分けられていたのでとりあえず「45分~」のところに並んで待つことにしました。目標タイム的には30分~のところに並んだほうがよかったと思うのですが、自分的にはそこに並ぶのはおこがましいというか、せめて35分くらいを目指すレベルじゃなければ並べないなと思ったので45分~のところに並びました。
スタート10分前にスタート近くまで移動して整列し、予定どおり11時にスタートしました。
スタート~5km (19:37 [3:55/km])
スタート直後はかなり込み合っていたのですが、さすがに前のほうは速い人が多かったのか徐々に走れるようになっていきました。スターとロスは5秒ちょっと。
最初の50mくらいはのぼりでそこから1km地点までは下りが続きます。
今年はスタート直後の混雑が結構深刻でしたが、遅い人を追い抜きながら400mほど走ったらほぼストレスなく走れるようになりました。下り基調なので多少ペースを上げてもつらさは感じなくてとてもいい感じで走れました。
1km地点を過ぎて右折すると眺めのよい田んぼ道を走ります。
ここは眺めがよくてとても気持ちよく走れたのですが、走路がやや狭かった上にガードレールも何もないので気を抜くと田んぼに落ちそうでちょっと怖かったです。そして何気なく前に目をやるとはるか彼方(400mほど先)にトップ集団が見えて、自分もがんばって走っているのに1kmちょっと走っただけでこんなに離されるのかと絶望的な気分になりました。
田んぼ道を走りぬけ、2km地点を過ぎてしばらく走って左折するとこのコース最大の難所がいきなり出てきます。
ここのコースはいくつか記憶に残るレベルのアップダウンがあるのですがその中でも一番厳しいのが2km過ぎから始まる磯部桜川公園脇の坂です。
ただ、いわゆる激坂といわれるような強烈なものではなくてあくまでロードレースでよくある程度の厳しめの坂です。ここではペースが落ちたなと実感できるくらいペースが遅くなりましたが、歩いたり立ち止まったりということはせずに走りきります。このくらいの坂はむしろ好物なのでめっちゃ気持ちよく駆け上りました。
このあたりは後半に向けて無理をしないつもりでペースを抑えていたのでかなり余裕をもって走ることができました。
沿道では地元の方々が応援してくれていたので手を振ったりお礼を言いながら走っているとあっという間に3km地点を通過。
自宅の前に出て手を振ってくれているのを見るだけでとても元気が出ます。
去年写真を撮り逃した4km地点を過ぎると体もだいぶ温まってきたので少しペースを上げてみました。一部路面があまりよくなくて走りにくいところもありましたが、今日は足の指が地面を掴むような感覚があって路面の良しあしに寄らず安定した走りができていたのでペースが落ちるような場所はありませんでした
スタッフの方々や地元の方々の応援に元気をもらいながら走っているとあっという間に5km地点に到着しました。
5km~ゴール (18:38 [3:43/km])
5km地点を過ぎてしばらく直進すると前に結構いい斜度の坂が見えてきてテンションが上がります。
このあたりまで来ると周囲のランナーのペースもだいたい似たような感じで落ち着くのでなかなか平地では追い越すことができなかったのですが、上りになると途端にみんなペースが落ちるのでおもしろいくらい抜きまくりました。6kmまであっという間でした。
と、走るペース自体はよかったのですが、6km地点以降はまったく距離表記を見つけることができませんでした。去年は全部見つけて写真を撮ったことをおぼえているのでなかったわけではないと思うので、おそらくペースアップに伴って余裕がなくなってしまったんだと思います。
これは去年撮った写真なんですが、こんなにわかりやすいところにあったらぜったい気づくと思うんですがぜんぜん見つけられませんでした。
スタートから6kmまではすべての距離表記がすぐ見つかっていたのでどこを走っているのかわからないということはなかったし、走るペースが速かったからなのか「1kmが過ぎるのが早いなー」と思っていました。だからこそ、「どこを走っているかわからない」「どのくらいで1kmを走れているのかわからない」というのがものすごいストレスで走っていてすごくつらい区間でした。
ペースや位置についてはGARMINを見ればだいたい把握できるのはわかっていましたが、それに頼ることでペースに対する肌感覚が崩れてしまいそうで怖かったのでひたすら我慢して走り続けます。
苦しい状況のまましばらく走り続けていたのですが、ふと左手側に目をやると岩瀬高校が見えました。
岩瀬高校は大会の駐車場になっている場所のひとつでして、わたしもこの日はここに車を止めさせてもらいまいた。岩瀬高校はコースのすぐ脇にあり、そのすぐそばが9km地点だというのは知っていましたのでここでやっと自分が8.5kmくらいの場所を走っていることがわかりました。
ちょっときつめの坂を上って今度は下り、その先の信号を左折するとすぐそこが9km地点でした。
7km,8kmの表記を見ていなかったためか一気に9km地点にワープしてきたような、なんだか得したような気分になりました。ぜんぜん得してないけど(笑)
そして9kmを過ぎた時点であと1kmならラストスパートをかけるくらいの余裕があるなと思ったのでここから思いっきりペースアップしてみることにしました。
9.4kmあたりまでは平地なのでそこまで前の人を抜けなかったのですが、9.4kmあたりから300mくらいは結構厳しい上り坂になっていてここではかなりの人を抜きました。さらに坂を上りきる直前で7kmくらいから背中を追いかけて続けていたオレンジのTシャツを着たおじさんを抜くことができました。当初は300m以上離されていたので追いつけるとは思っていなかっただけに、追い越せた瞬間はうれしくてめちゃくちゃテンションが上がりました。
坂を越えれば運動場へと駆け下り、あとは300mほど走ってゴールになります。
運動場に入った時点で50mほど先に4人の集団がいたので最後にまとめて抜こう!と必死で追いかけたのですが、2人は抜いたものの2人には逃げ切られてしまいました。あの2人速かったな...。
ゴールの30mほど前でゴール脇の時計を見たら11:37から11:38へと表示が変わったのが見え、ここでやっと38分台で走りきったことを知りました。そこまでタイムがいいとは思ってなくて思わず「おぉー」といいながらゴールしました(笑)
まとめ
ゴール後はチップを返して完走証をもらってタイムを見ながらニヤニヤしていたのですが、横から「いやー最後やられちゃったよ」と声をかけられました。
この大会に知り合いが出ているとは思ってなかったのでびっくりして声のした方向を見ると、声の主は最後に坂の上で追い越したオレンジのTシャツのおじさんでした。ぜんぜん知り合いじゃなかった(笑)
このおじさんがめっちゃフレンドリーで「おれも最後追いかけたんだけどダメだったー」とか悔しそうだけど嬉しそうに話しかけてくれるので、自分もずっと後ろから追いかけていて目標にしていたので最後に追いつけて良かったという話をしたりしながら体育館のほうへと戻りました。昔から知らない人に道を聞かれたり話しかけられたりすることが多かったのですが、こんなに親しげに話しかけられたのは初めてでした。楽しかったです。
そんなわけで10kmのロードレース36大会目にしてやっと38分台の記録を残すことができました。
2月に結城を走った感じだと、おそらく今年の年末までは39分は切れないだろうなと思っていたのでかなり意外でした。3月以降は気温も高くなるので記録は出にくくなるし、おそらく気温が低くなる10月あたりまではタイムは狙えないと思っていました。
今回走って改めて思ったのは、わたしはアップダウンがあるコースのほうがタイムを出せるということです。そして、それはアップダウンに強いからという理由ではなく、下り坂がないとスピードを維持できないからです。
12月の那須烏山で5kmの自己ベスト(18:28)を出したときもそうですが、わたしがいいタイムを出すときの走り方は「上りはがんばってペースを維持して、下りでペースを上げてタイムを稼ぐ」というパターンです。そう考えると、フルではが路や大田原のようなアップダウンのあるコースのほうがタイムが出ているということのそれなりの理由も見えてきます。
だから「アップダウのあるコースでいいタイムが出る→フラットなコースだともっといいタイムが出るはず」といつも思っていたのですが、残念ながらそういった関係はまったく成り立たず、わたしはアップダウンのあるコースでしかいいタイムが出せないランナーのようです。
「どんなにアップダウンがあるコースでもフラットなコースと変わらないタイムで走れるランナー」を目指していたので、これはある意味なりたい自分に近づいているとも言えそうです。高速コースの恩恵にあずかれないというのはちょっと寂しいですがしょうがない。
大会名 | 日付 | タイム | 前回差 |
---|---|---|---|
第8回桜川市さくらマラソン | 2013/03/17 | 45分05秒 | - |
第9回桜川市さくらマラソン | 2014/03/16 | 40分59秒 | -4分6秒 |
第12回桜川市さくらマラソン | 2017/03/12 | 45分36秒 | +4分37秒 |
第13回桜川市さくらマラソン | 2018/03/11 | 38分16秒 | -7分20秒 |
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