栃木県那珂川町で開催された第1回なかがわ清流マラソンに参加してきました


栃木県那珂川町で開催された第1回なかがわ清流マラソンに参加してきました。


第一回の大会ということでもちろん初めての参加ですが、ハーフマラソンを走ってきました。


結果


以下、手元の時計で測ったネットタイムです。


タイム種別 タイム
グロスタイム 1時間35分21秒
ネットタイム 1時間35分21秒
平均ストライド(cm) 平均ピッチ(歩/秒)
1.13[m] 196[歩/秒]


合計:21.1km/01:35:21(4分31秒/km)


種目別(30歳以上49歳以下男子)では81人中19位でした。


コース

ハーフマラソンのコースはまほろばの湯発着の那珂川町周回コースです。


(コース図)


(高低差図)


先週下見をしていたので問題なく走る自信はあったのですが一点誤算がありました...。

スタート前

スタートの1時間前には現地に到着してスタートの30分には着替えも完了したので、スタート前にのんびりと10分くらいジョグをしました。
いつもであれば20分かけて3kmくらい走るのですが、今回いっしょに参加した弟が数日前から足が痛いと言っていたので無理せずキロ8分くらいでのんびりと体を動かしました。

スタートの10分くらいに会場を見渡すとスタートと思わしきあたりに人がちょろちょろ集まり始めていたので何となくそのあたりに並んでみました。そんな感じで何となくみんなが集まってきたところで予定どおり9時にスタートしました。緩いw

スタート - 6km

ほんとうに人が少なかったのでスタートロスは1秒くらいでした。スタート地点は駐車場ですが、ハーフはスタートしたらこの駐車場を1周半してから公道(国道294号)に出ます。
道路に出て前に目をやるとまだ霧が残っていて大丈夫かちょっと心配になりました。とは言っても先が見えないほどでもなかったのでそのうちはれるだろうと思いながら無理のないペースで走り続けます。少し走ると左側に曲がっていてその先が坂になっているところがあるのですが、その曲がり角の手前のところが1km地点でした。先週下見で走ったときはまったく距離表記に関する情報がなかったと書いたのですが、1km地点にはちゃんと立て看板が置いてありましたしここから先もすべてではないのですがほぼ距離表記が設置されていたので完全に杞憂でした。大きくて見えやすいよい距離表記看板でした。

1kmを過ぎて少し走ると唯一の坂(だと思っていた)があってここで少しだけペースが落ちましたが、坂自体は大したことがなかったので気持ちよく走り続けます。

坂を上り切ればしばらくフラットだというのを知っているので坂では体力を温存せずにペースを落とさないことを気にしながら登れたし、コースを知っているというのはとても大きいなと実感しました。

坂を上り切ってファミマのある交差点を過ぎて少し走ると2km地点を通過。なんとなく周りを見たらランナーがめちゃくちゃ少なくて既にかなり人がばらけてきていることに気付きました。そのまま直進して次の交差点で右折するのですが、右折する直前に「右に曲がったら歩道を走ってください!」という声がけがありました。ここは下見にきたときに歩道がとても広くて「これくらい走りやすいなら本番もこれでいいな」と思っていたのですがまさかのDreams Come Trueでした。って別に夢ではないんですが、とりあえずここからしばらくは歩道をひた走ることになります。

3km地点を過ぎる国道294号との合流があるのでそこは合流せずに左折。そして少し走ったら左折...だと思っていたのですがここは左折せずに直進が正解でした。


# 左折の目印(だと思ってたもの)

たしかに下見のときに周回が9kmもなくて距離的にやや短かったのでここが違ってたのかとちょっと納得しながら直進しました。4km地点を通過して少し走ると細い道を左折してふるさとの森公園へと向かいます。前回の下見で唯一走らなかったのがこのふるさとの森公園でした。ここには給水所もあるというので楽しみにしていたのですが、公園の中に入っていくと思っていたよりもどんどん奥の方へと案内されて徐々に不安になってきました。奥の方にいくだけならいいんですがやたらと上り坂になってるし朝の霧のせいで路面もかなり滑るしこれは思ってたよりもやばいのでは...と思いながら走っていたら完全にきつい坂道へと案内されました(笑)

正直坂は最初の緩い坂くらいしかないだろうと高をくくっていたので完全に心の準備ができていませんでした。それでもただ坂が厳しいだけならがんばれたのですが、ここの路面がとにかくものすごい滑るので危なくて気が気ではありません。あまりにツルツルするので最終的には走るのが怖くてほぼ早歩きでした(笑)
上りはもともとペースが上がらなかったので早歩きでもいいんですが、下りもそんな感じだったのでせっかくの下りで上りの遅れを取り戻せなかったのは痛かったです。でも走ってたらぜったい転んでましたね...。

何とか下りてきたのですが転ばないようにずっと気を張っていたら気疲れしてしまったのか給水所に寄る気にもなりませんでした。給水所では水をとらずにスタッフの方々にお礼を言いながら走り、ふるさとの森公園を抜けて右折したところで6km地点でした。


6km - 15km

6kmからは道路幅も広いうえに中間点まではやや下り基調の道になります。

ここからは先週の下見どおりだったので安心して走ることができましたが、このあたりまで来ると前後100mくらいは誰もいないのでほぼ単独走のようになっていて先週一人で走ったときとあまり変わらない感じでした。違いといえば沿道で応援してくれる地元の方やスタッフの方がいることですが、たくさんの方が応援してくれていてとても励みになりました。集団走じゃないから応援はすべて自分に向けられていると思うとそれだけでめちゃくちゃ嬉しくなります。こういうご時世ですからあまり大きな声でお礼を言うのもはばかられたのでせめて手を振って応援してくれたことへの感謝をあらわしてみました。

中間点を過ぎて700mほど走るとスタート地点のまほろばの湯へと戻ってきます。

このあたりはとくに応援が多くて嬉しくてペースがちょっと上がったような気がしますが、この先の坂道を上ったあたり(12km過ぎくらい)から脚がとても重いことに気付き始めました。
スタートしてからここまで時計はまったく見ていなかったのでペースは分からなかったのですが、心肺にはめちゃくちゃ余裕があったので下見のときのペースと同じくらい(4'30/km)だろうというのは何となくわかっていました。呼吸は苦しくないので決してオーバーペースということもないと思うので何でだろうと考えながら走っていたのですが、不意に履いている靴のことが気になりました。

今回は先日買ったばかりのAir Zoom Rival Fly 3を履いていたのですが、5'00/kmで15kmくらいの軽い練習ではよく履いているのですがペースを上げて走るときには履いたことがありませんでした。明らかにスタート直後に比べて足が重くなっていてすごく気になったのですが、靴が原因かどうかは判断できないし何よりもこの靴が原因だとしてもいまさらどうしようもないのでひとまず脚が重いことは気にしないようにして走ることにしました。目の前のことに集中して走ろうと思ったのですが、そういえばこの先15kmを過ぎたところでまたふるさとの森公園を走らないといけないことを思い出しました。

この重くなった脚でまたあの坂道を上るのか...と思ったら少し脚を休ませた方がいい気がしたので13kmあたりから意識的にペースを落として脚を温存する作戦に出ました。15kmまではやや上り基調なのですがペースを落としたことでかなり楽に走ることができました。

そして15kmを過ぎたところでふるさとの森公園へと突入しました。


15km - ゴール

ふるさとの森公園へと入って行っていざ坂道へ!と思ったら奥へ続く道は封鎖されていました。封鎖しているところにスタッフの方がいたのでジェスチャーで「奥まで行かなくてもいいの?」と聞くと「行かなくていいから左に曲がれ」と教えてくれました。あの坂道は一周目だけだったのか....。めちゃくちゃホッとしました。

安心したらここまでひたすら脚を温存していたのが何だかバカらしくなってきたのでここからペースを戻して走ることにしました。まだ脚が重かったのですが、ここまでの2kmはペースを落として休ませてきたしそもそもあと5kmくらいしかないので何とかなるだろうという思いもあってここからは無理のない範囲でペースを上げることにしました。ほんとうは前を走る人を追いかけたかったのですが、前の人とは離れすぎてて影すら見えなかったので仕方なく自分なりのペースアップで走ることにしました。

そんな感じで気持ちよく走っていると後ろからだいぶ速いペースで追いかけてくる人がいることに気付きました。ペースが近ければその人と競い合ってもよかったのですが、近づいてくるペースが明らかに自分よりもだいぶ速かったので端に寄って追い越してもらいました。追い越された後に後ろから見た感じだと自分とはキロ30秒近く違ってそうだったのですが、せっかくなのでちょっとでも離されないようにペースを上げて追いかけてみました。ずっと単独走だったのでここにきてちょっとテンションが上がりました。

そういえば一周目もそうでしたが二周目になっても沿道にはポツポツと応援してくれている人がいてその応援がほんとうにありがたかったです。こんなに長い時間応援してくれるなんて感謝しかないです。一周目で手を振ったのをおぼえてくれていたおばあちゃんもいて、こうやって何度も同じ人と手を振りあえる周回コース最高だな!とホクホクしちゃいました。


ひたすら道なりに走り続けて20kmに到達。一周目は左折してスタート方面に戻ったところを二周目では直進して那珂川河川敷方面へと抜けていきます。途中で追い越されためちゃくちゃ速い人とはだいぶ離れていたので(200mくらい)さすがに追いつける気がしなかったのですが、前半余裕をもって走っていたおかげでまだペースを上げられそうだったのでここからゴールまでは頑張ってペースを上げてゴールへと駆け込みました。タイムは想定どおりで4'30/kmペースだったのでとても満足しました。


まとめ


# 走った後に食べたトマトタンメン

ハーフの参加者は200人弱ととても小規模な大会でしたが個人的にはものすごく大好きな大会でした。
出店が並んでいたり有名な人がゲストに来たりみたいな派手さはまったくありませんが、走りながら那珂川町の良さを体感できるとてもよい大会でした。スタッフの方々の丁寧な応対からは歓迎してもらえているなと感じたし、沿道で応援してくれていた地元のみなさんの温かい声援はすごく嬉しかったです。またきてねとかそういう一言がすごくグッときて走りにこれてよかったなと思うことが何度もありました。弟も「沿道で応援してくれてた人の言葉が嬉しすぎてめっちゃ楽しかったよなー」と言っていて、似てない兄弟だと言われるけどそういう部分の感性は似てるのかとちょっとした発見でした(笑)

この大会の前身であるゆりがねマラソンも手作り感のあるいい大会でしたのでこの大会にも期待していましたが、まさに期待以上の大会でした。

itotto.hatenablog.jp

弟が来年も出たいと言っていたので来年もぜひ二人でまた走りに来ようという約束をしました。

ちなみに一緒に参加した弟は2時間ジャストでゴールしていました。脚が痛くて走れないと言ってたわりにめっちゃ普通のタイム(というかたぶん弟の自己ベスト)でした。