群馬県みどり市で開催された第38回草木湖一周マラソン全国大会に参加してきました

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群馬県みどり市で開催された第38回草木湖一周マラソン全国大会に参加してきました。


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初参加ですがアップダウン地獄だと評判の19kmコースに挑戦してきました。


結果


手元の時計で測ったネットタイムです。

距離 時間 合計時間 備考
-5km 23:48(4:45/km) 00:23:48 スタートロス5秒
-10km 21:44(4:20/km) 00:45:32 -
-15km 22:53(4:34/km) 01:08:25 -
-19km 14:59(3:44/km) 01:23:29 たぶん4kmはなかった
平均ストライド(m) 平均ピッチ(歩/分)
1.09[m] 198[歩/分]


合計:19.0km/01:23:31(4分23秒/km)


順位は種目別390人中59位、全体では438人中62位でした。


結果の分析


コース図はパンフレットから拝借しましたが、高低差図は見つかりませんでした。


(コース図)
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(高低差)
参考資料なし



申し込み用の資料には「最大高低差が150m」というのは書いてありましたので「そのくらいなら余裕だね!」と高をくくっていましたが、その認識が甘かったことを走り出した5分後には思い知ったのでした...。


さて。10時25分にはスタートとなりましたが、この大会のスタートは他の大会とはちょっと違っていておもしろいです。



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こんなふうにかなり横に広く並ぶことができます。
19kmコースは500人弱が参加したのですが、その人数が4列くらいで全員が並ぶことができるくらいの広さでした。こんなに横並びできるのは箱根駅伝の予選会以外では見たことがなかったのですが、これだけ横並びできるとスタートロスも少なくてすごくストレスなく走り出すことができました。今回は最後列からスタートしましたがスタートロスは5秒しかありませんでした。

スタート~5km 23:48(4:45/km)

スタートのあるグラウンドを抜けて道路に出るとそこから少しずつ上り坂が始まります。

300mほど緩い坂が続いたあとは一気に本格的な上り坂へと移行し、さっそく周囲のペースががくんと落ちてきたのでさっさと抜いてどんどん駆け上がっていきました。

1km地点を少し過ぎると給水所があったので軽く水を飲み、さらに続くであろう上りに身構えて走っているとそのすぐ先にあるカーブを曲がったところにある看板が目に入ってきました。


「この先長い上り」


スタートからここまでの1kmちょっともわりと長い上りでした。
1kmちょっとで50-60mくらい上ったので平均5%くらいの上りでしたのでそんなにすごい斜度でもありませんが、でも斜度5%+1km以上の坂であればそれだけで十分長い上りと言っても過言ではありません。そんな長い上りのあとに改めて「この先長い上り」というメッセージが出てきた意図をくみ取るとすれば「ここまでの上りよりもこれからの上りのほうが長いしきついぞ」ということだろうと思うわけです。


この時点ではまださほど疲れていなかったとは言え、思わぬ展開に思わず笑ってしまったのですが、とりあえず気を引き締めて続く坂へと挑みました。


ここからは1.5kmちょっとかけて100mを上ります。

斜度自体はここまでの坂より少しきついくらいなのですが、距離が少し長くてうんざりしました。坂を上り切って前を見るとまた坂。その坂を上り切るとまた坂、といった具合にとにかく坂が続いてさすがに疲れてしまいました。


坂を上り切ったところで今度は左折してそこからは下りになります。
ここまで上ったんだからしばらくは下りだろうな...と覚悟してはいたのですが、このくだりもまた長い長い...。上った分全部下ったんじゃないか?ってくらい下りが続いてだんだん嫌になってきます。下りって楽は楽なんですが、下りに身を任せてペースが上がりすぎると足にダメージが残るし、さらに下りのペースに慣れ過ぎるとフラット or 上りに転化したときにペースがうまく維持できなるのであまり好きではありません。

とにかく上っているときと同じくらいのペースを維持しようと必死でした。


下り切ってからしばらく走ると5kmの表示を発見。そういえば1kmごとに距離表記があるって聞いていたのですがまったくなかったことにここで思い至りました。

5km~10km 21:44(4:20/km)

5km地点を過ぎたあたりで何となく気づいたのですが、コース上にフラットな部分がまったく見当たりません。
この風景はどこかで見たことがあるな...と思ってずっと考えていたのですが、羽鳥湖の大会のコースに似ていることに気づきました。あそこは10kmコースでしたし上りも下りもこんなにきつくなかったのですが、とにかくアップダウンばかりでうんざりしたことはよく覚えています。

上りの途中でカーブがあって曲がった先が見えないときは「あそこを曲がったら下りになるのかな」なんて期待してしまうのですが、いざ曲がったらその先にめちゃくちゃ長い坂が見えたりしてめちゃくちゃやる気がなくなるということが何度もありました(笑)


6.5kmのあたりで、走り終えたら行こうと思っていた国民宿舎を見かけたので場所をインプット。
走り終えたらここでお風呂に入ろう...と覚悟を決めて改めて完走に向けて走り出しました。


そこからもひたすらアップダウンが続いて心は常にボロボロの状態。
いっそペースを落としてのんびり走ろうかとも思ったのですが、下りはともかく上りになるとどうしてもペースを上げずにいられません。もう走っていることさえつらくてしょうがないのに、まるで上りが走れなくなったらもうおしまいだと言わんばかりに上りに差し掛かるたびにペースを上げてしまいました。


中間点を過ぎるとすぐに踏み切りがあったので急いで横断。
この大会はコース上に2か所踏み切りがあり、運が悪いとそこで数分待たされると聞いていたのでそれだけは避けたいなと思っていました。この踏み切りを過ぎて少し走るとすぐに10km地点でした。

10km~15km 22:53(4:34/km)


10km地点を過ぎるともう一つの踏み切りを渡り、今度は林道ではなく住宅の中をとおる道路を走ります。おそらく県道343号だと思うのですがここはわりとフラットで走りやすかったです。

ここまでの風景とはかなり変わったので気分も一新できて走る気もわいてくるかな?と思いきや、ここにきて上りが少なくなったためにペースはがた落ち。フラットなので走りにくさはなかったものの、やる気もペースもちょっと落ち込んでしまいました。


12kmあたりで国道122号線と合流すると見覚えのある風景が...。
実は会場まで行くときに通ったのがこの国道122号線でして、朝に通ったときはまさかここを走ることになるとは思ってもいませんでした。ここからはまた起伏にとんだコースになり、上りと下りを繰り返す厳しいコースに戻りました。しかも交通規制を敷いていないので、結構な頻度で車がやってきて追い越されるのでそのたびにひかれないか冷や冷やしながら走りました。国道だけあって交通量は結構多めでした。

走路には歩道がない場所も多かったので追い越すこともなかなか厳しくてとても走りにくさを感じました。
自分が越していく分にはまだいいのですが、越されるときは越す人があまり車線に出なくて済むようによけてたら結構疲れました。せめて片側だけでも規制してほしいのですが、これだけ交通量があるとさすがにそれも厳しそうです。


ただでさえアップダウンが多くてきついのに、走路が狭いとか車が怖いとかいろいろと考えていたらあっという間に15km地点にたどり着いていました。


ここまでくればもう完走はできるだろうと安心したら一気に走るのを止めたくなりました(笑)


15km~ゴール 14:59(3:44/km)


15km地点を過ぎるといよいよ見覚えのある場所を通ります。
そのひとつひとつに思いをはせている余裕はなく、とにかくひたすら目の前に横たわる道路を一歩ずつ進んでいくと残り2km地点へと到着。ここからは草木ダムの上にあるヘリの部分を走ってゴールへと向かいます。

ここまでくるともうゴールは目の前だし、これ以降は上りはないという安心感もあって一気にペースアップ。
ヘリの部分のストレートを一気に駆け抜けるとあとはひたすら下りを駆け下りてゴールへと駆け込みました。最後は下りを駆け抜けてゴールするところは藤原湖とまったく同じでして、最後の最後を気持ちよく走り終えたことで何だかすごく楽しいコースだったような錯覚に陥ってしまいました。


完走できたのがあまりにうれしくて、ゴールのときに思わず小さくガッツポーズをとっちゃいました。
走り終えたのがこんなにうれしかったのはひさしぶりです。本当にきつかった...(笑)


ちなみに最後の4kmを15分ちょうどくらいで走った計算になっていますが、実際には15km地点からゴールまでは4kmもなかったと思います。ただ、とりあえず19kmコースを完走したということで計算上はこんなふうにしています。


まとめ


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何度も書いたようにとても厳しいコースでして、走り終えたあとはしばらく動きたくなくなりました(笑)
ただしきつかった分、完走したあとの達成感はとても大きくていまとなってはまた来年も走りたいなんてことを思ったりしています。実際にエントリーの時期がきたら躊躇するんでしょうけど、いまはまた走りに行きたいと本当に思っています。


今回走ってみてすごく感じたのですが、みんな上りでペース落としすぎじゃないかな?とすごく感じました。上りはぐっとペースを落とす代わりに下りで挽回するためにめちゃくちゃ飛ばして駆け下りる人が多かったのですが、そういう走り方をしたくなる気持ちはわかるものの下りで無理がきくのは10kmまでだろうと思います。

体への負担を考えると上りと下りのペース差はなければないほどよいのではないかと思うし、実際に走ってみた実感としてはそのとおりだったなと感じています。最近はあまりアップダウンのきつい大会に出ていなかったので考える機会もありませんでしたが、せっかく坂好きランナーを自認しているわけですからもう少しいろいろと経験を積みながら考えてみたいと思います。



そういえば走り終えてから国民宿舎の日帰り風呂に行ったらなんとタダでお風呂に入れました。
どうやら参加賞のTシャツを着ていくと無料で入れてくれるというサービスがあるらしく、非常にありがたくお風呂に入ってきました。こんなにいいお風呂がタダなんてびっくりです。あとで確認したのですが、サイトにも配布資料にもこんな情報は書いてなかったのでもしかしたら非公式なサービスなんでしょうか?

お風呂上りに飲んだ瓶のコーラのおいしさは絶対に忘れません。最高でした。



いろいろ書いてたらやっぱりまた来年も参加したくなってました(笑)


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(関連結果)

大会名 日付 走行距離 タイム
第17回本庄早稲田の杜クロスカントリー大会 2013/04/14 12.0km 1時間00分06秒
第56回デサント藤原湖マラソン 2013/08/25 15.0km 1時間13分47秒
第27回しろいし蔵王高原マラソン 2013/09/15 20.0km 1時間35分18秒
第18回本庄早稲田の杜クロスカントリー大会 2014/04/13 12.0km 56分55秒
第57回デサント藤原湖マラソン 2014/08/24 15.0km 1時間16分14秒
第19回本庄早稲田の杜クロスカントリー大会 2015/04/12 12.0km 1時間2分51秒
第39回全国花笠マラソン 2015/05/03 11.5km 56分41秒
第58回デサント藤原湖マラソン 2015/08/23 15.0km 1時間13分19秒
第56回本庄市元旦マラソン 2016/01/01 3.0km 11分31秒
第40回全国花笠マラソン 2016/05/03 11.5km 51分31秒
第59回デサント藤原湖マラソン 2016/08/21 15.0km 1時間07分11秒
第38回草木湖一周マラソン全国大会 2016/09/11 19.0km 1時間23分31秒

(関連エントリー)