栃木県塩谷町で開催された第40回しおや湧水の里マラソンに参加してきました

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栃木県塩谷町で開催された第40回しおや湧水の里マラソンに参加してきました。


2年ぶり3回目の参加ですが10kmコースを走ってきました。

タイム

1kmごとのタイム。

距離 タイム 合計タイム 備考
-1km 03:56 03:56 スタートロス3秒
-2km 03:59 07:56 -
-3km 03:57 11:54 -
-4km 03:59 15:53 -
-5km 03:52 19:46 -
-6km 03:56 23:43 -
-7km 04:01 27:44 -
-8km 04:07 31:51 -
-9km 04:09 36:00 -
-10km 04:12 40:13 -
タイム種別 タイム
グロスタイム 40分13秒
ネットタイム 40分10秒
平均ストライド(cm) 平均ピッチ(歩/分)
1.25[m] 198[歩/分]


合計:10km/00:40:13(4分01秒/km)


種目別では59人中11位、総合では243人中24位でした。


走ってみての感想


[コース図]

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高低差図

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ジョグをしたり荷物を預けたりとぎりぎりまで動き回っていたのでスタート場所に到着したのはスタート数分前でした。とりあえずそこそこ前のほうに陣取ってスタートを待ちました。事前にしっかりジョグもできたので体は温まっていたので号砲と同時に想定ペースで走り出しました。予定どおり9:50スタート。スタートロスは2秒くらいでした。


スタートして100mくらい走ると競技場を出て下り坂を200mほど走ります。その先のT字路を左折すると公道に出てやっとロードレースが始まったなという感じになりました。下り坂で少しペースが上ったおかげでそこそこのペースで走れている実感があったのでひとまずそのペースを維持して走り続けます。1km地点ちょうどでGarminからの通知がきたのでペースを確認するためにここだけタイムを確認しましたが、3'56とスタートロスを除けば想定していたとおりのペースだったのでここからは時計を見ないで走ることにしました。なるべくこのペースを維持することを心がけて走ります。

1kmを過ぎるとしばらく上りが続き、上り切ったら少し下るという感じでややアップダウンが続きます。
とは言え、アップダウン自体は大したことがなかったのでここも気持ちよく走っているとあっという間に2km地点を通過。心肺に余裕はありませんがまだまだ大丈夫そうです。


2kmを過ぎると沿道にちらほら応援してくれている人たちがいたのでお礼を言ったり手を振ったりしながら走り続けます。この大会はランナーの数が多くないうえに道路が広いのでとても走りやすいし、何よりも天気が凄くよくてとても気持ちよく走ることができます。3km、4kmとやや上り基調な部分がありつつも順調に走り続け、5kmの数百m手前から今度は緩やかな下り基調に変わります。ここから6km過ぎまではずっと下るのでここはなるべくペースを上げて走りました。

6kmを過ぎてすぐに大きく右折します。
ここで何人かのランナーを追い越したのですが全部を振り切ることができずにしばらく4人くらいの集団で走ることになりました。曲がってから300mほど走るとちょっと大きめの橋のところに出たのですがここらへんから少し向かい風が出始めました。と言っても大した強さではなかったのですが、いっしょに走っていたうちの一人(おじいちゃん)が「風がつらいから後ろ走らせて」と声をかけられたので快諾しました。


そのまましばらく走り続け、7km、8kmと通過。ペースは落とさずに走り続けているつもりでしたが、あとでラップを確認すると7km以降はペースが右肩下がりで落ちています。このあたりの体感ペースと実際のペースのずれにこの時点で気付けていればな...といまとなっては思ってしまいます(意味深)。


8kmを過ぎて突き当りを右折して少し走ると9km地点に到着。あと1kmですが、ラスト500mは上り坂なのでそこに向けて少し足を温存するためにペースを上げ過ぎないよう注意して走ります。6km過ぎで形成された集団はほぼそのままで、その先頭を自分が走っているという状態もここまでまったく変わりませんでした。


残り500mでスタート・ゴールになっている総合運動公園の入り口に到着。そこを左折すると200mほど上りが続きます。
上りが始まると思っていたよりも斜度がきつくてペースが上がりません。それでも上りだから多少苦しいのは仕方ないだろうと思って走っていたのですが、だんだんと脚が上がらなくなり、そして残り50mほどのところで急にアキレス腱に痛みが出て走れなくなってしまいました。それまで痛みらしい痛みなんてまったくなかったので、痛みだしたときはアキレス腱が痛いとは思いもよらず何だか違和感があるなという感じでしたが、冷静にその違和感と向き合ってみるとそれはも明らかに痛みと言ってもいいほどの違和感でして走ることはおろか歩くのもしんどくて立ち止まってしまいました。


立ち止まった瞬間に後ろを走っていた人たちが追い抜いていき、6kmで風よけにさせてくれといってきたじいちゃんは「最後だからほらがんばるぞ!」と声をかけてくれました。ただ、それにこたえる余裕はまったくなくて痛みで一歩踏み出すこともしんどくてどうしようもなくなってしまいました。ゴールまであと300mほどでしたがとても走ってゴールできる状況ではなく、どうしたらいいのか途方に暮れてしまいました。

とりあえず深呼吸をして脚の様子を確認したのですが、歩くくらいであればなんとかできそうだったのでとにかく少しずつでもいいのでゴールを目指すことにしました。痛くて何度か立ち止まって休みながら少しずつゴールへと向かいます。ゴールまでの300mで5人くらいに追い抜かれてとても悔しかったのですが、でもそれを悔しいと嘆く気分にすらなれず、ただただ情けなさでいっぱいになりながらゴールへとたどり着きました。ゴール30mほど前で時計が40分を超えたのが見えたときが一番悲しくなりました。


まとめ


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ゴール直後は「またアキレス腱を痛めてしまった」というショックで頭がいっぱいでしばらく茫然としてしまいました。
痛む足を引きずりながら完走証と参加賞をいただいたのですが、どうしても気持ちが整理できなくて会場脇にあるベンチに10分くらい座り込んでしまいました。何も考えずにゴールする人たちを眺めていたのですが、不意にゴール直前で追い越していったおじいちゃんがやってきて「今日は引っ張ってくれてありがとな!」と言って去っていきました。ゼッケン番号的には60代だと思うのですが、あの年齢になっても40分を切って走れるのってほんとすごいな...とそのとき改めて思いました。かたや最後までキロ4分を維持できずにつぶれてしまった40代のおれ...と思うと少し悲しくなりましたが、それよりもアキレス腱の痛みが気になって仕方がありませんでした。

しばらく座っていてもアキレス腱の痛みは和らがなくてじょじょに悲しくなってきたので痛い脚を引きずりながら帰途につきました。


帰りの道中はとても暇だったので怪我の原因はなんだろう?と考えながら帰ったのですが、慣れないスピードで走ったことやウォーミングアップが足りなくて体が寒さでがちがちだったことがよくなかったのかなと思ったのですが、それ以上に大きかったのは他の人と競って走ったことで必要以上に無理をしてしまったことだろうなと思っています。後半疲れてきたタイミングでもう少し積極的にペースを落とすべきだったし、そこで他の人と競いあって無理なペースで走り続けたことがよくなかったんだろうなと感じています。

わたしが走り始めた当初からなのですが、タイムを狙う/狙わないに関わらずハーフマラソン以下の距離を走るときにはいつも「一度追い越した人にはもう追い越されたくない」という気持ちから逃れられません。目の前にいる人のことは追い越したいし追い越した人には二度と追い越し返されなくないと思って走っています。フルマラソン以上の距離を走るときはなるべくペースをキープすることを最優先に考えているせいなのかあまり追い越されても気にならないのですが、短い距離はほんとうにだめで目の前の人との闘いに明け暮れているといっても過言ではありません。

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今回のタイムを見てみると6kmまでは4'00/kmを切るペースを維持できていますが、7km以降はキロ4分を超えるようになっています。


さらに各区間のピッチとストライドについても確認すると6km以降はピッチは変わらないかむしろ速くなっているのにストライドが徐々に短くなっていってるのがわかりました。


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走っているときは向かい風にあらがって6km以降はペースを上げていたつもりでしたので、上がっていたのはピッチだけでストライドがじょじょに落ちていたせいでトータルではペースが落ちていたという事実にちょっと驚きました。あんなにがんばって速く走ろうとしていたのに...。ただ、1年半前にアキレス腱を痛めたときもそうでしたがアキレス腱をやってしまう直前って蹴る力が極端に弱くなるのか急にストライドが短くなるようです。そしてストライドが短くなると当然ペースも落ちるし、でも走っているときはストライドが短くなってるなんて分からなくてペースが落ちていることに焦って強く蹴ろうと無理をしてしまい、結局それがアキレス腱に対して過度な負荷をかけることになってとどめを刺してしまうというのが負傷するパターンになることが今回の件をとおして分かりました。


連戦の疲れもあったと思うし、走り方の問題もあるんだろうなと思いますが、結局は無理なペースで走りすぎたことがよくなかったんだろうなと反省しています。いずれが原因だとしても思い当たることが多過ぎてどれが真因なのか分かりませんのでとりあえず当面は無理はせずにしっかりと傷を癒そうと思います。